季節問わず一年中手に入れることができる大根は、主婦の強い味方です。
サラダや漬物だけでなく煮物や鍋料理など、万能に使うことができるので、常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、気が付いた時には大根がしなしなに柔らかくなっていた…なんてこともありますよね。
今回はそんな柔らかくなった大根は食べても問題ないのか、また、大根の復活方法や保存方法について、気になることを解説していきます。
大根が柔らかいのは腐ってる?食べても大丈夫?
いざ料理に使おうと、手にした大根が「あれ、なんだか柔らかい!腐っているの?」と疑問に思ったことはありませんか?
実はこの状態、腐っているわけではありません。
大根は全体の95%が水分なので、含まれていた水分が抜けてしまった状態なのです。
したがって、食べることはもちろん可能!
ただし、見た目が変色している場合や匂いに違和感がある場合、洗ってもぬめりがとれない場合などは、食べることを避けた方が良いでしょう。
柔らかくなってしまった大根を復活させることは出来る?
柔らかくなってしまった大根は、とても簡単な方法で復活させることが可能です。
大根が入る大きさの容器にたっぷりの水を入れ、その中に大根を1~2時間程度浸すだけ。
大根が浮いてくるようであれば、上から重石になるようなものを置けばOKです。
なお、水に触れる大根の面を少しでも増やすために、葉は切り落としておきましょう。
水に触れる断面が増えれば増えるほど、水の吸収がよくなるので、大根のサイズを使いやすいサイズにカットしてから水に浸すのも効果的です。
その際は、水に浸す時間を短くするなど、様子を見て調整してください。
大根が柔らかくなるのを防ぐには?正しい保存方法
大根を最後まで美味しく食べきるために、気を付けたいのが「保存方法」です。
まず大前提として、大根は常温でも保存可能ですが、夏場やカットされた大根は冷蔵もしくは冷凍保存がおすすめです。
その際に大切なのは「葉を切り落としておくこと」。
葉をつけたままにしておくと、その部分から大根の水分が抜け、乾燥が進んでしまうので注意が必要です。
用途別に正しく保存することで、料理にも便利に使えるのでぜひ覚えておきたいところ。
基本的な保存方法をしっかり押さえておきましょう。
冷蔵保存
サラダとして生のまま食べる場合や数日のうちに使用する場合は、冷蔵保存がおすすめです。
濡らしたキッチンペーパーやサランラップで包んだあと、密閉容器やジッパー付きの保存袋に入れておくだけで、手軽に保存できます。
大根を丸ごと一本冷蔵庫で保存したい場合は、葉を切り落とし、新聞紙などで全体を覆ったあと、大根を横に寝かせるのではなく、立てて保存するといいですよ。
冷蔵での保存可能日数
スーパーで売られているような1/2サイズであれば、長くて1週間~10日程度。
料理に使いやすいサイズにカットしている場合は、2〜3日を目安に食べきるようにしましょう。
冷凍保存
すぐに使用する予定がない場合や、ストックとして保存しておくなら冷凍保存がおすすめです。
使いやすいサイズにカットした大根を下茹でなどせず、フリーザーバッグに入れて冷凍すればOK!
使う前に解凍をする必要もありませんので、煮物や味噌汁などにも凍ったまま使用ができ、便利です。
冷凍することで繊維が破壊され、短時間で味が染み込みやすくなるというメリットもあります。
また、冷凍保存にぜひおすすめしたいのが、大根おろしです!
おろした大根の水気を切り、1回分ずつに分けて製氷皿やフリーザーバッグに入れて冷凍しておけば、使いたいときに自然解凍または流水解凍で使えるので便利ですよ。
冷凍での保存可能日数
1ヶ月程度なら冷凍保存が可能です。
しかし、一度解凍したものは早めに食べきるようにしましょう。
柔らかい大根を料理に使うメリット
柔らかくなってしまった大根を料理に使うメリットは、なんといっても料理の時間が短くなること。
特に、煮物やおでんといった味をしっかりと染み込ませたい料理にぴったりです。
水分が抜けている分、通常よりも味が染み込みやすくなっているので、普段なら時間をかけて仕込んでいた料理も、時短でできますよ。
もちろん、食材の水分を抜いて作るような漬物や切り干し大根なども理想的です。
柔らかい大根を生かしたレシピ
柔らかくなった大根におすすめな「漬物」と「煮物」のレシピをご紹介します。
材料が少なく、思い立ったらすぐに作れる簡単レシピですよ♪
大根が柔らかいのは腐ってる?まとめ
まとめ
柔らかくなった大根は食べても大丈夫!
1〜2時間水に浸せば、柔らかい大根も復活する
冷蔵保存や冷凍保存もおすすめ
柔らかい大根を料理に使うメリットもある
柔らかい大根を使ったおすすめレシピ
身近な食材として手に入れやすく、様々な料理に使いやすい大根は、1本で何役もこなせる万能食材です。
葉物野菜のように季節によって値段が倍近く高騰するということもほとんどありません。
保存方法に気を配り、日々の料理に活かすことが出来れば、節約にも繋がります。
たとえ、大根が柔らかくなってしまったとしても、そのメリットを活かして料理することや、簡単に復活させる方法もありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。