この記事では、にんにくの保存におすすめの「吊るす保存」や、カット済みのにんにくの保存法について解説いたします。
料理の香りづけに使われることが多いにんにくは、滋養強壮やスタミナアップが期待できる食材としても知られています。
そのほかにも、抗菌・殺菌効果やコレステロールの抑制など、嬉しい効果がたくさんありますが、にんにくを一度に大量に食べることや使うことはあまりないですよね。
にんにくを一度に使いきれない、保存方法がイマイチわからないからまとめ買いできない、という方はぜひ参考にしてください♪
にんにくを保存するときは吊るすのがおすすめ
にんにくを保存するときは、乾燥させるために吊るすのがおすすめです。
植物の球根であるにんにくは、目ではわかりにくくても、水分を多く含んでいます。
そのため、乾燥させずに長期間保存しておくと、にんにくの皮の隙間にカビが生える可能性があります。
吊るすことで、にんにくから水分が抜け、腐るのを防ぐことが出来るため、にんにくの保存は風通しの良い場所に吊るすのがよいとされています。
吊るし方にもちょっとした工夫があり、にんにくがより乾燥しやすいよう、ヒモでくくったり、ネットに入れたりして吊るすのが一般的です。
スーパーで売られているにんにくは、袋やネットに入れられていることがほとんどなので、もしネットに入っていたら、そのネットを利用すればOK。
ほかにも、玉ねぎが入っていたネットや台所用の排水溝ネットなど、身近にあるもので代用することができます。
ただし、せっかくネットの中に入れていても、大量のにんにくを詰め込んでしまうと効果が期待できません。
ネットににんにくを入れるときは、ひとつ入れるごとに上部を輪ゴムで結ぶなどして、にんにく同士が固まらず、縦一列に並ぶようにするのがポイントです。
にんにくを吊って保存するときの注意点
にんにくを吊るして保存するときに注意することは吊るす場所です。
にんにくを乾燥させるため、風通しの良い場所に吊るすのがよいとお伝えしましたが、実は、それだけではありません。
直射日光と多湿を避ける必要があります。
なぜなら、直射日光があたると発芽する可能性があり、湿度が高いとしっかりと水分を抜ききることができず、腐る可能性があるからです。
そのため、にんにくは直射日光と多湿を避け、軒下やベランダなど、風通しの良い場所(日陰等)に吊るすのがおすすめです。
ただし、夏場など気温が高くなる季節は、特に発芽しやすくなるため、注意が必要です。
もちろん、雨が降る日に外に吊るしておくのも危険です。
にんにくは冷蔵庫での保存も可能なため、季節やお住いの地域によっては吊るす場所や保存方法を変える必要があります。
切ったにんにくの保存方法
切ったにんにくが余ってしまったとき、どうやって保存していますか?
翌日にすぐ使うなら、そのまま容器に入れて冷蔵保存か、ラップに包んで冷蔵保存でOK(^^)
しかし、しばらく使う予定はないという場合は、冷凍保存か、加工して保存するのがおすすめです。
切ったにんにくの保存方法①冷凍保存
カットしたにんにくをラップでしっかりと包み、できるだけ平らにした状態で密閉容器やジップロックに入れて冷凍庫で保存します。
冷凍であれば、カットした状態でもおおよそ1~2ヶ月は保存が可能です。
みじん切りや薄切りにしておけば、必要な時にぱっと取り出してすぐに使うことができるので、特におすすめです。
1回ずつの小分けにして保存するのもいいですね♪
切ったにんにくの保存方法②加工して保存
カットしたにんにくは空気に触れると変色する可能性があるため、オイルや調味料漬けにして保存するのがおすすめです。
- オリーブオイル漬け
- にんにくと、にんにくが浸かる程度のオリーブオイルを、瓶や密閉容器に入れて冷蔵庫で保存しておくだけで完成。
オリーブオイルは酸化しにくいという性質を持つため、冷蔵庫でも1ヶ月程度保存することが可能です。
オリーブオイルににんにくの香りがしっかりと移るため、調理のときにさっと使えて時短にも繋がり、便利ですよ。
オリーブオイルの他に、醬油や味噌などに付け込んでも、便利な調味料として活用できます。
まとめ
- ◆にんにくを保存するとき
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- 風通しの良い場所に吊るすのがおすすめ
- 直射日光と多湿を避ける
- ◆カット済みのにんにくを保存するとき
-
- 冷凍する
- オイルや調味料漬けにする
吊って保存することが多いにんにくは、ただ単に吊るせばよいということではなく、きちんと乾燥させるため、直射日光や多湿に気を付ける必要があります。
少量であればすぐに使い切ることができるため、冷蔵庫や冷凍庫での保存もできますが、一度にたくさんの量を手に入れた時は、風通しのよい場所に吊るして保存するのがおすすめです。
にんにくは少し手を加えるだけで、美味しくて便利な調味料として使うこともできるので、いろいろな保存方法を試しながら、日々の料理に役立ててみてはいかがでしょうか。