玉ねぎ、どんな風に保存していますか?
玉ねぎを長持ちさせるには「吊るして保存」がおすすめです!
この記事では、玉ねぎを吊るして保存する方法についてまとめています。
玉ねぎを吊るすネットはどんなものがいい?ストッキングでも大丈夫?
玉ねぎを吊るす時はネットを使うのがおすすめです。
玉ねぎ用のネットはホームセンターやネット通販などで手に入れることができますが、使い古しのストッキングでも代用可能です。
薄くなりすぎたり、破れ目が大きすぎたりしているものでなければ、伝線していても使えます。
スーパーなどでみかんを買ったときに入っていた赤いネットがあれば、それでもかまいません。
玉ねぎ自体がネットに入って売られていた場合は、もちろん、それを使ってもOKです。
ネットではなく、紐で一つ一つくくるという方法もありますが、ツルツルしていて丸い玉ねぎは紐をかけるのも難しいですよね。
慣れないうちは時間も手間もかかって面倒なうえ、上手くくくれていなくて落ちてしまうこともあります。
もっと手間を省きたい方は、「干しかご」「野菜干しネット」などと呼ばれる、野菜を干すための四角い乾物ネットを使うという方法もありますよ!
玉ねぎを吊るすネットの結び方
吊るす時のむすび方は「1つずつ」と「2〜3個まとめて」の二通りがあります。
1つずつ入れて結ぶ方法
ネットに玉ねぎを1個入れたら、その上でネットを一度結びます。
その上にまた玉ねぎを1個入れ、またその上でネットを結ぶ、という手順を繰り返します。
手間はかかりますが、玉ねぎ同士がくっつかない分、まとめて入れるよりも長持ちしやすい方法です。
取り出す時も1個ずつ、必要な分だけ取り出せます。
2〜3個まとめて結ぶ方法
面倒だという方や、そんなに長いネットはない!という方は、2,3個まとめて入れたあと、ネットの口をしばるだけでも吊るせます。
これ以上多く入れると通気性が悪くなって傷みやすくなりますし、ネットが破れてしまうこともあるので、入れすぎは禁物です。
ストッキングの場合、両足ついているものであればどちらにも入れることができますが、「右と左に分かれて裂けちゃった!」なんてことにならないようにご注意を。
玉ねぎを吊るすのにおすすめな場所
ネットなどに入れて吊るす準備ができたら、直射日光の当たらない風通しのいい場所に吊るしましょう。
日当たりのいい方が乾きやすくて良さそうな気がしますが、強い日差しに当たった玉ねぎは、かえってカビが生えたり腐りやすくなったりするのだとか。
どうしても日差しが当たってしまう場合は、すだれやよしずなどの日差しよけをつけるといいですね。
玉ねぎが直接雨に当たってしまうと傷みやすくなるので、雨が当たらない屋根のあるところに干すか、雨が降りそうな時は家の中に入れておきましょう。
万が一濡れてしまった時は、しっかり乾燥させてからまた吊るすようにしてください。
風の強い時も、家の中に取り込んでくださいね。
吊るして玉ねぎを保存するとどのくらいの期間もつ?
玉ねぎを常温で保存する場合、環境がベストであれば大体2か月ほど保存することができると言われています。
ただしこれはあくまでも目安なので、「まだ2か月経たないから大丈夫」と油断せず、保存中も様子をよく見て、傷む前に早めに食べるようにしましょう。
吊るして保存する時は、玉ねぎの根は切って、根が下向きになるように入れると鮮度も落ちにくくなります。
また、水分の多い新玉ねぎは吊るして保存する方法は向かないので、次にお伝えするような方法で保存してください。
玉ねぎを吊るせないマンションで保存するには?吊るす以外の方法
マンションなどで屋外に玉ねぎを吊るす場所がない場合や、新玉ねぎを保存する場合は、「冷蔵保存」「冷凍保存」「常温保存」という方法があります。
ただし、カット済みの玉ねぎは冷蔵庫での保存一択です。
一玉丸ごと保存するときの方法を紹介しますね!
冷蔵保存
干す場所がないときや新玉ねぎの場合は、冷蔵保存がおすすめです。
玉ねぎは湿度にも乾燥にも弱いので、新玉ねぎでも普通の玉ねぎでも、1つずつ新聞紙に包んでカバーしてあげましょう。
冷蔵室だと温度が低すぎるので、できれば野菜室の方に入れてください。
このとき、リンゴなどエチレンガスを発生させるものと一緒にしないようご注意ください。
玉ねぎの発芽が促進されて、鮮度が落ちやすくなってしまいますよ。
冷蔵の場合は、大体1ヶ月くらい保存できます。
ただし、新玉ねぎは水分が多くて傷みやすいので、早めに食べきるようにしてくださいね。
冷凍保存
あまり知られていませんが、実は丸ごとの玉ねぎも冷凍で保存できます。
シャキシャキした食感はなくなってしまいますが、甘みが増すので煮込み料理に最適です。
刺激成分が少なくなるので、目も痛くなりにくいですよ。
やり方は簡単!
皮をむいて袋などに入れ、そのまま冷凍するだけです。
調理する時は、丸ごと加熱するか、すり下ろして使うのがおすすめです。
冷凍した玉ねぎの保存期間は、1ヶ月くらいが目安です。
常温保存
冷蔵庫も冷凍庫もいっぱいだという場合は、かごやダンボール箱に入れて常温で保存しましょう。
この場合もひと玉ずつ新聞紙にくるんで湿気から守ってあげます。
新聞紙が湿って柔らかくなってきたら取り換えるようにしてください。
かごや箱に入れる場合も、ぎゅうぎゅうに詰めずに間を開けて、風通しがよくなるようにします。
吊るしたり、冷蔵庫・冷凍庫に入れたりする方法と比べると害虫が付きやすいので、時々保存状態をチェックしましょう。
もし傷んだ玉ねぎを見つけた時はすぐに取り除いて、他の玉ねぎまで傷まないようにしてください。
条件が良ければ、吊るした時と同じく2ヶ月くらい日持ちします。
まとめ
一年中手に入り、値段も安定して手ごろなことが多く、使い勝手もいい玉ねぎ。
「何も野菜はないけれどこれだけはある!」ということも多い、ストック食材の定番ですが、上手に保存すればもっと活用できます。
今回ご紹介した方法をぜひ試してみてくださいね。