ツバメの巣は縁起悪い?縁起が良いといわれる理由や撤去方法を解説

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ツバメの巣が落ちたり、巣を壊したとしても、縁起は悪くありません。

昔から、ツバメが家に巣を作ると縁起がいいと言われています。

縁起がいいと言われる理由や、撤去するときの注意点も調べたので、気になる方は是非ご覧ください!

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ツバメの巣が落ちたり、巣を壊すと縁起が悪い?

ツバメの巣が落ちたり巣を壊したりしても、縁起が悪いわけではありません。

縁起がいいと言われるツバメの巣ですが、もろいので、実は簡単に落ちます。

ただし、壊すのは巣に卵やヒナがいなくなってから。

あとで解説しますが、このルールを守らないと、罰は当たらなくてもまずいことになります。

落ちた巣にいたヒナや卵を勝手に保護するのも、実はNGです。

そのようなときは自治体や愛護団体などに相談してくださいね。

ツバメの巣は縁起が良いといわれる理由

ツバメが巣を作ると、家庭の繁栄・商売繁盛・豊作・子宝に恵まれる……などの幸運が訪れると言われています。

巣を作る場所の好みやツバメの生態がその理由のようです。

ツバメの巣は縁起が良いといわれる理由①環境の良い場所を選んで巣を作るから

ツバメは清潔で環境がよく、人通りの多い場所に巣を作ります。

こうした場所はキツネやヘビなどの天敵にも狙われにくいからです。

人の出入りが多い=お客さんが多いということでもあり、商売繁盛の言い伝えにつながっています。

清潔で環境の良い家は管理の行き届いた家であるとも言えますが、そうした家は病気や火事にも見舞われにくいものです。

そのため、ツバメが巣を作った家からは病人が出ないとか、地域によっては、火事にならないとも言われています。

フンの掃除をしなくてはいけないことも清潔を保つのに一役買っていますよね。

ツバメの喉元が赤いのも「火伏」の言い伝えと関係があるのだそうです。

ツバメの巣は縁起が良いといわれる理由②エサと稲作に関係があるから

ツバメはお米などの作物につく害虫をたくさん食べてくれる一方、お米そのものは食べません。

また、田植えの時期とツバメがエサ集めで飛び回る時期は重なることが多いため、ツバメは田の神様を背負ってくるという言い伝えもあります。

このため農家では、ツバメの訪れは豊作の象徴として親しまれています。

家にツバメが巣作りすると商売繁盛や豊作になる、ということから、ツバメの巣ができると金運が上がるとも言われています。

ツバメの巣は縁起が良いといわれる理由③たくさん子供を産むから

ツバメは1度に6個くらい卵を産み、同シーズンに2度産卵することもあるため、子宝の象徴とされたり、巣のある家は繁盛すると言われたりします。

ツバメが巣作りする場所は人にとっても快適な環境だということもお話ししましたが、こうした環境なら家庭も円満になりやすいのかもしれません。

ツバメは家の人を見て巣を作る家かどうかを判断するとも言われます。

「ツバメに選ばれた」と思うと、それだけで特別な感じがしませんか?

ツバメが家に巣を作った後でよいことが起こったという言い伝えは各地にあり、ツバメは幸運のシンボルにもなっています。

ツバメのフンも「運」とつながりますよね。

掃除をするのも運気アップと考えれば少し楽しくなる……かも?!

ツバメの巣を撤去するのは違法?

掃除が大変なのでツバメの巣を撤去してしまいたい、という方もいるかもしれません。

でも卵やヒナがまだいるのであれば壊してはいけません。

「かわいそうだから」というだけではなく、鳥獣保護法という法律で、「卵やヒナがいる巣を壊すには都道府県知事の許可が必要」と定められているためです。

ただ、ヒナが巣立って卵もない状態であれば、撤去してもOKです。

巣から落ちたヒナを勝手に保護してはいけないのも、この法律のためです。

ツバメの巣の撤去方法

自分で撤去するときはゴミ袋・新聞紙・手袋・マスクは最低限用意しましょう。

眼鏡やゴーグル、消臭剤、掃除用具もあると便利です。

大まかな流れは「巣をゴミ袋で覆う→壊す」の2ステップ(必要に応じ『巣作り防止』を加えた3ステップ)です。

まず、巣をすっぽり覆うようにゴミ袋をかぶせます。

巣は泥でできているのでそのまま壊すと砂やほこりが舞ってしまいますし、ダニなどもいるので、面倒でも絶対に覆った方がいいです。

そこから巣を壊していくのですが、全て壊さず半分ほど残しておくと、来年ツバメが来てくれた時の目印になり、同じところに作ってくれます。

全て撤去してしまうと、来年は全く別の「去年の方がましだった」というところに作られてしまう可能性も。

もし「いい塩梅」のところに巣を作ってくれたら、残すことも考えてみてくださいね。

完全に撤去するときは、巣を取れるだけ取り、残った部分や湿らせた新聞紙を被せてふやかしてから取ります。

壁や床についた糞も湿った新聞紙を使うと衛生的です。

そのあと、洗剤やブラシを使ってしっかり落として、水で洗い流します。

今後巣を作ってほしくない場合は、この段階で対策を行いましょう。

ツバメは光るものが苦手なので、短冊形に切ったアルミホイルやアルミホイルをまいたボール、使わないCDなどを吊るしておくと避けてくれます。

ホームセンターにある光リボンテープや巣作り防止グッズを使うのもありですね。

防鳥ネットや木の枝の選定、入り口となる隙間をふさぐ、といった対策も忘れずに。

自分で撤去できないときは専門の業者にお願いしましょう。

できれば複数の業者から見積もりを取るのがおすすめです。

まとめ

今回は「ツバメの巣が落ちたら?壊すのはNG?」について、縁起がいいと言われる理由、撤去方法なども含めてお伝えしました。

ツバメは、子育て中に天敵に襲われたり、巣立ってからも過酷な渡りの旅をしたりするため、平均2年くらいしか生きられないと言われています。

巣を作られると汚れて困ると感じるかもしれませんが、調べれば、フンの被害を減らす方法も簡単に見つかります。

縁起が良く寿命の短いツバメの子育てを、優しく見守ってあげたいですね。



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