千羽鶴の処分の仕方は、お焚き上げに出すのが適切なんです。
願いが叶ったり、目的を達成したりで、役目を終えた千羽鶴はどうしていますか?
ずっと飾っておくと経年劣化によって繋いでる糸が切れてしまったり、折り紙が色褪せたりで、保管方法も工夫しないといけません。
なにより保管場所もとってしまいます。
処分するとしても、作った人の気持ちが込められているものなので、そのままゴミとして捨ててよいものなのか?と考えてしまいますよね。
千羽鶴を処分する場合はお焚き上げが適切です。
お焚き上げができるところ(宅配で受け付けてくれるところや専門業者があるんですよ!)や、お焚き上げの意味などについて紹介していきますね。
千羽鶴の処分の仕方!お焚き上げに出せばOK
千羽鶴の「千」は「たくさん」という意味があり、「鶴」は古くから日本では長寿の象徴とされており、縁起物でもあります。
縁起物である鶴をたくさん折ったものなので、病気の回復や必勝祈願など、よくなって欲しいというたくさんの思いが込められています。
千羽鶴には、鶴を折ったたくさんの方々の思いが込められているので、処分するならお焚き上げしてもらいましょう。
お焚き上げをお願いできるところ
お焚き上げは、主に以下のところで受け付けています。
お願いする方法や費用など、詳細がそれぞれ異なるので、事前にHPで確認したり問い合わせてみましょう。
- 神社・お寺
- 葬儀社・仏具店
- 遺品整理業者
- お焚き上げ専門業者
お焚き上げの宅配受付や専門業者
お焚き上げを宅配で受け付けているところや、専門に行っている業者さんもありますので、紹介します。
遠方だったり、多忙を極めてなかなか足を運べなかったりする場合に助かりますね。
お焚き上げの意味・効果
お焚き上げとは、思いが込められているものを宗教儀式に則って供養し、手放すことです。
思いが込められていてそのまま処分できないものは、お焚き上げをお願いしましょう。
千羽鶴も折った方々の願いが込められているものなので、処分するときは感謝の気持ちを込めて、お焚き上げをお願いするのが適切です。
あわせて、お焚き上げには以下の意味や効果もあります。
- 必要なくなったお守りなどをまとめて焼き、浄化して天に還す
- 故人が生前大切にしていたものを故人に届ける
- 気持ちがこもっているものへ感謝の気持ちを伝える
- 悪い縁を断ち切り、気持ちに区切りをつける
お焚き上げできるもの
お焚き上げできるものをまとめました。
- 故人の遺品
- 神棚や仏壇仏具
- お守り
- 絵馬
- 人形やぬいぐるみ
- 写真
- だるま
などです。
逆に、パソコンなどの精密機器やビニール製品、プラスチック製品、その他有害物質が発生する可能性のあるものはお焚き上げできません。
事前によく確認しておきましょう。
どんど焼き(とんど焼き)で千羽鶴の処分はできる?
お焚き上げと同じく焼いて浄化する儀式に「どんど焼き」というものがありますが、「どんど焼き」の場合は門松・しめ縄などの正月飾りや御札が主な対象になります。
「どんど焼き」は、「とんど焼き」「どんどん焼き」「おんべ焼き」「左義長(さぎちょう)」「三九郎(さんくろう)焼き」と呼ぶ地方もあります。
地域によって呼び名や趣旨も異なり、行われる場所によっては千羽鶴を受け付けてもらえないこともあります。
「どんど焼き」で千羽鶴のお焚き上げを考えている場合は、受け付けてもらえるか事前に確認しておきましょう。
千羽鶴を処分するタイミング
千羽鶴を処分するタイミングに、厳格な決まりはありません。
役目を終えたり目標を達成して、自分が処分してもよいと思ったタイミングで処分しましょう。
たとえ目標を達成できなかったとしても、千羽鶴には折った方々の願いが込められていることに変わりはありません。
願いに対する感謝の気持ちを込めて、お焚き上げをお願いしましょう。
まとめ
千羽鶴には折った方々の気持ちが込められています。
気持ちが込められているものはなかなか処分できません。
ただ、何かのきっかけに処分をするときは、お焚き上げが適切です。
千羽鶴などの気持ちが込められているものを処分するときは、お焚き上げをすることで、願いを込めて折ってくれた方々への感謝の気持ちを込めましょう。